赤ちゃんを安全に守るため、ベビーベッドの使い方を確認しましょう
大切な赤ちゃんの、睡眠だけではなく
身の回りの危険からも守ってくれるベビーベッド。
でも、使用方法を間違えると大きな怪我につながってしまいます。
この記事では、ベビーベッドを
安心・安全にお使いいただくための注意点をご紹介します。
赤ちゃんの成長に合ったご使用を!
生まれたての赤ちゃんが眠るベビーベッド。
赤ちゃんに比べて、ベビーベッドが大きく感じられるかもしれません。
どんどん大きくなる赤ちゃんは、
あっという間にベビーベッドが狭く感じられるまでに成長します。
一般的なベビーベッドは、
生後24ヶ月までの赤ちゃんが使用することを目安として作られています。
そのため、生後24ヶ月を超えて、体重が13キロに届きそうなお子さまは
ベビーベッドの使用を控えましょう。
適正体重を越えたお子さまがベビーベッドを使用すると
床板が外れたり、割れてしまうといった事態に繋がるかもしれません。
また、耐荷重の範囲内であっても、
ベビーベッドの中にはお布団や赤ちゃん以外を入れないようにしましょう。
赤ちゃんがおもちゃや積み上げられたタオルに足をかけて
ベビーベッドを乗り越えてしまう危険性があるためです。
つかまり立ちやずりばいを始めた頃の赤ちゃんにも注意が必要です
赤ちゃんは生後5ヶ月から6ヶ月頃になると、
つかまり立ちを始めると言われています。
赤ちゃんがつかまり立ちを始めたにも関わらず、
ベビーベッドを通常の高さで使用していると、
ベビーベッドの柵につかまって立ち上がった赤ちゃんが、
ベッドから転落してしまう危険性があります。
ベビーベッドの床板を低い位置まで下げて、安全を確保して使用しましょう。
また、赤ちゃんの身体が大きくなってくると、寝返りの反動で
ベビーベッドの柵から腕や足が飛び出てしまうかもしれません。
同様に、ベッドの中でずりばいをして活発に動き回る赤ちゃんが
柵に手足を挟み込んでしまったり、柵にぶつかった衝撃で、
開閉可能な柵が開いてしまう事態も考えられます。
この場合にはベッドガードを使用するなど、
赤ちゃんがぶつかったり、柵と柵の間に入り込んでしまわないよう、
工夫してあげてくださいね。
そして、柵を開閉できるタイプのベビーベッドを使用する場合、
おむつ替えなどが終わったあとには、すぐに柵を元に戻しましょう。
開いたままにしておくと、ママが目を離したほんのわずかなスキに、
赤ちゃんが寝返りを打ってベッドから落ちてしまうかもしれません。
あらゆる危険性を考えて、ベビーベッドの周りの環境を整えましょう
ベビーベッドを安全に使うためには、
ベビーベッドの周りにも注意しなければいけません。
スティックタイプの掃除機や本棚、花瓶、ストーブなど
ぶつかったら倒れてしまいそうなもの、不安定な形状のものは
ベビーベッドの周りには置かないようにしましょう。
もしぶつかってしまったり、地震があったとき、大怪我に繋がりかねません。
ベビーベッドの多くは木製、あるいは布を張ったものですから、
湿気によるカビの発生も考えられます。
加湿器を使用するおうちは、スチームが直接ベビーベッドに当たらないよう、
湿度が高くなりすぎないよう注意しましょう。
ベビーベッドの床板を風通しの良いところに立てかけておいたり、
毎日乾拭きを行うことで、カビの発生を防ぐことができます。
また、赤ちゃんが眠っているお布団にカビが生えて、
ベビーベッドの床板にもカビが繁殖してしまうことも。
ベビーベッドの中で使用している寝具はこまめに干したり、
汚れたり濡れたりしたシーツなどはすぐにお洗濯するよう心がけましょう。
寝具を清潔に保つことで、
ベビーベッドを長く、良い状態のままでお使いいただけます。
ここまで、赤ちゃんとベビーベッドに関する注意点を
お話しさせていただきました。
赤ちゃんの大きな怪我や病気につながらないよう、
ママとパパは常に「もしも」を考えて、きちんと環境を整えてあげてくださいね。
今回は赤ちゃんがベビーベッドを使う際に考えられる危険なポイントと、
安全にベビーベッドを使うために確認しておきたいポイントをご紹介しました。
次回は「赤ちゃんのために正しくベビーベッドを使用しましょう」を
ご紹介します。