赤ちゃんの眠りをより快適なものに!ベビーベッドに合った寝具を用意しましょう
ベビーベッドそのものに、
マットレスや敷き布団、掛け布団といったものは付属されていません。
ベビーベッドの床板は、赤ちゃんの安全を守るために硬くて丈夫な作りです。
その上に、赤ちゃんを直接眠らせておくことはできません。
大人であっても、硬い床にそのまま眠るのは、心地良いものではありませんよね。
赤ちゃんの快適な眠りを実現するためには、
ベビーベッドに合った寝具を用意する必要があります。
「でも、ベビーベッド用の寝具ってどんなものがあって、
何が必要なのかわからない…」
とお困りの方に今回は、ベビーベッドと併せて使いたい、
赤ちゃんの眠りをより快適なものにする寝具をご紹介します。
適度な硬さのある敷き布団
「ふわふわの柔らかい敷き布団のほうが、
まるで雲の上に転がっているようで心地良いんじゃない?」
と思われるかもしれません。
しかし、ふわふわの敷き布団だと重さで沈み込んでしまうため、
寝返りを打った赤ちゃんが、窒息してしまう危険性があります。
そのため、ベビーベッドに使用する敷き布団は
大人が使用するものよりも硬く作られているんです。
また、未発達な赤ちゃんの首や背中を支えるためにも、
しっかりとした、沈み込まない敷き布団を選んで使用してくださいね。
キルトパッドと防水シーツで汗、おねしょ対策
生まれたばかりの赤ちゃんは寒がりですが、
生後2ヶ月を過ぎた頃からは一転、汗っかきに。
おねしょをしてしまうことだって、頻繁にあると思います。
敷き布団を一番下に、その上に防水シーツ、キルトパッドの順に重ね、
ひとまとめに包み込むようにフィッテングシーツで覆うと
あせもなどの原因となってしまうムレを防ぐことができるほか、
敷き布団まで濡れてしまうのを防ぐことができますよ。
また、キルトパッドと防水シーツが一体となった、
「防水パッド」も販売されています。
掛け布団やタオルケットなどを使い分ける
小さな赤ちゃんは、まだ自分でうまく体温調節ができません。
そのため、掛け布団やタオルケットなどの寝具で
温度調節をしてあげる必要があります。
生まれてすぐの赤ちゃんは寒がりです。
中綿がしっかり入った、保温性の高い掛け布団を選んで、
暖かくしてあげてください。
しかし、生後2ヶ月を過ぎた頃から、
赤ちゃんは大人の2倍以上汗をかくほどの汗っかきに。
保温性だけではなく、通気性がしっかりしている掛け布団を選べば、
赤ちゃんの成長と、移り変わる季節にも対応できますね。
夏の暑い季節には、タオルケットや、
掛け布団よりも中綿が薄い「肌布団」で
こまめに温度調節をしてあげてください。
大人が暑いからと言って、エアコンの効かせすぎには要注意です。
複数のカバーやシーツを用意すると便利です
赤ちゃんがミルクを吐き戻してしまったり、おむつ替えの際に
シーツやカバーが汚れてしまうこともあると思います。
汚れてしまったシーツは、お洗濯している間は使えませんよね。
敷き布団に使用するシーツや掛け布団のカバーは、
複数枚用意しておくと便利です。
また、サイドにファスナーが付いているものを選ぶと、
シーツやカバーの交換を簡単に行うことができますよ。
カバーなどの模様や色に変化があることで、
赤ちゃんも楽しい夢を見ることができるかもしれませんよね。
赤ちゃんの状態や気温の変化に合わせて使い分けましょう
赤ちゃんが気持ち良くねんねできるよう、季節に合わせて
使用する寝具の組み合わせを変えていくことをおすすめします。
・春・秋
昼夜で気温差が大きい季節には、掛け布団に肌布団をプラスして肌寒さを感じさせないように。
・夏
エアコンとの兼ね合いも考えて、こまめな温度調節を。
・冬
掛け布団の下に肌布団、さらに毛布を重ねて、しっかり暖かく。
もちろん、赤ちゃんが暑そうにしていないか、寒そうにしていないか
汗のかき具合や寝具が湿っていないかなどをよく確認して
赤ちゃんが快適にねんねできる環境を整えてあげてくださいね。